「陰宅風水」と「陽宅風水」の基本【2019〜2020】

陽宅風水の図

 

 

「陰宅風水」と「陽宅風水」

中国では、古くから親をうやまい、たいせつにする儒教の精神から、両親が亡くなつたあとも静かに安らかに眠ってほしいと願い、親孝行のためにできるだけよい場所にお墓を建てる習慣がありました。そのための土地の善し悪し、適・不適を知るために発達したのが、風水(陰宅風水)です。その後、風水は国の繁栄を願っての都づくりや、自らの健康や成功を願う家づくり(陽宅風水)へとその規模や範囲を広げていきましたが、その基本は変わりません。

 

現在、一般的に「風水」といわれているのは、家の吉凶をみる「陽宅風水」のことですが、これも自然の摂理にのっとり、できる限り悪い「気」を避けてよい「気」を取り込むことで、家族の円満や健康、社会的成功といった現実的な幸せを求める素晴らしい開運術なのです。

 

 

「陰宅風水」と「陽宅風水」の陰陽

現在の風水のベースとなっている基本的な考え方に、「陰陽」と「五行」というものがあります。これについて少し詳しくご説明しましょう。まず「陰陽」ですが、これは古代中国の思想で、この世の森羅万象はすべて「陰」と「陽」から成り立っている、とする考え方です。「気」を例に取るなら、万物のもとになる根元的な気は「元気」と呼ばれ、これが2つに分かれると「陰気」と「陽気」になるわけです。

 

実は風水には、陰と陽の2種類があります。ひとつは「陽宅風水」と呼ばれるもの。つまり生きている人間が住む家や都市を扱うものです。そしてもう一方は「陰宅風水」。こちらはお墓を慘兄る場所を定めるための風水です。日本ではこの2つが「家相」と「墓相」として受け継がれてきたわけです。このサイトでは陽宅風水のみを扱いますが、中国、香港、台湾や日本でも沖縄などでは、今も陰宅風水は重要なものとされています。江戸時代に徳川家が墓所を日光に定めたのも、風水的な配慮からだったと考えられます。つまり気の流れのよい場所に墓を構えることで、子孫の繁栄を約束しようとしたもの。陰と陽があって初めて世界が成り立つ、というのが風水の基本的な思想なのです。万物はすべて「陰」と「陽」から成り立っています。そして「陰」が極まれば『陽』となり、[陽]が極まれば「陰」となるように、完全な『陰』あるいは『隰』というものはありません。太極図は、その陰陽の変化消長の様子を図にして表わしたものです。

 

【陰陽】の早見表

環境 環境田舎(静かな場所) 日陰都会(活気がある場所) 日向
色彩 色彩寒色系(青、緑) 暖色系(赤、オレンジ)
形状 形状長方形  三角形円形
材質 材質天然木 織物 ガラス 大理石 石 金属

 


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