介護老人の口腔ケアの5つのポイント!!

介護老人の口腔ケアの5つのポイント!!

口腔ケアをするときの介護のポイント

 

不思議なことに食事や排泄のお世話はしていても、歯みがきは本人に任せているといラ介護者は意外に多いようです。しかし、高齢者の口臭が強い、食が細くなった、よく熱を出すといった症状(が見られたら、口腔ケアの介護デビューのときかもしれません。

 

 

介護中の老人の口腔ケアの注意点!!

口腔ヶアの介護は身体的な介護と基本的に考え方は同じです。高齢者のプライドを傷つけないように、さりげなく口腔ケアをサポートしましょう。口腔ケアはできれば高齢者が一番慣れている人がするのかよいでしょう。口腔ケアの介護のポイントは次の5つです。

 

 

できることは本人にしてもらいましよう!!

たとえば歯ブラシを持って動かすという動作は、手指の運動機能を使います。軽度の片まひの人や運動機能が低下した高齢者にとっては、毎日続けることが手指のリ(ビリにもなります。そのためには、その人が使いやすい用具を工夫することも必要です。介護の基本は本人にできることはできるかぎり本人にしてもらうこと。介護者が手を貸すのは必要最小限にとどめましょう。

 

 

誤嚥に注意し、安全な口腔ケアを行いましよう!!

口腔ケアで最も危険なのは誤嚥です。せっかく口の中の細菌や食べかすをきれいにしても、その汚液を気管支や肺に入れてしまっては意味がありません。ケアを始める前に声をかけて、高齢者の意識を覚ましたり、誤嚥しにくい姿勢をとらせるなどの工夫が必要になります。

 

 

生活のリズムづくりを心がけましよう!!

朝起きたら顔を洗って歯をみがくという習慣は、1日の始まりを意味します。口腔ケアを1日のリズムのなかに組み込んで、高齢者の生活にメリハリをつけましょう。口腔ケアの目的は単に口の中をきれいにすることだけではありません。食事をおいしく食べるためでもあるし、積極的に起き上がり、人と話をするためでもあります。ただし、関節リウマチやパーキンソン病の人などは、1日のうちでも症状が落ち着いている時間に行いましょう。

 

 

嫌がるときは無理強いは禁物です!!

口腔ケアは毎日続けることが大切です。だからといって体調の悪いときや嫌がるときに、無理強いするのはよくありません。1日くらい歯をみがかなくても問題ありません。おおらかに樛兄ることが長続きさせるコツです。特に痴呆の人では介護者にストレスがたまっていると、敏感に感じとって、口腔ケアを拒否したり、よくない行動をすることが珍しくありません。

 

 

訪問歯科診療や介護保険サービスを利用しましょう!!

口腔ケアには専門家のかかわりが必要なときがあります。特に誤嚥の危険性の高い人、病気や障害を持っている人では、自宅を訪問してくれる歯科医や歯科衛生士が強い味方になります。歯科治療を受けたい場合は、歯科医による「訪問歯科診療」があります。また、歯科医や歯科衛生士による口腔ケアを受けたい場合は、介護保険の「居宅療養管理指導」、医療保険の「訪問歯科衛生指導」等の枠でサービスを受けられます。

 

 

入れ歯は合っていますか?【歯周病予防・口腔ケア】

日本人の入れ歯人口は約1000万人といわれています。そのうち、入れ歯が合わないと感じているのは、なんと半数以上。程度の差はあれ、多くの人が我慢したり、あきらめているのが現状です。なかには相談した歯科医に「そのうち慣れますよ」といわれ、何の対処もとられていない場合もあります。しかし、合わない入れ歯は百害あって一利なし。ちょっとでも違和感があったら、遠慮せず歯科医に相談し、入れ歯の調整をしてもらいましょう。

 

 

入れ歯安定剤の効果とは?

入れ歯安定剤は大きく分けると2種類あります。ひとつは入れ歯をくっつけるタイプ。もうひとつは入れ歯と歯肉のすきまを埋めて安定させるクッションタイプです。くっつけるタイプをさらに分けると、クリームタイプ、粉末タイプ、シートタイプがあります。くっつけるタイプのよい点は、高齢者がとても使いやすいということ。クリームタイプはチューブから薬剤をしぼりやすく、粉末は入れ歯の裏にかけるだけ、シートタイプは置くだけで接着できます。しかし、薬剤が流れやすく、1回の食事だけでとれてしまうことがあります。

 

一方、クッションタイプは、一度つけると3?4日はもちますが、チューブからしぽるときに力が必要で、均一にのばすにはある程度の技術が必要です。いずれも一長一短あり、どれがいいとはいえません。もし、入れ歯安定剤を試したいという人は、同じ夕イプのものを何種類も使うのではなく、別々のタイプを使ってみて選ぶとよいでしょう。ただ、入れ歯安定剤を常用するのは考えものです。あごの骨を減らし、あごが低くなるといった入れ歯安定剤の害もあります。やはり歯科医に相談して、入れ歯を調整してもらってください。場合によっては簡単によくなり、入れ歯安定剤がいらなくなるかもしれません。

 

 

歯磨き粉はなにを使ったらよいのか?

歯みがき剤の主なメリットは、使ったあと清涼感が得られるということです。歯周病菌の繁殖を抑えるもの、歯についた茶渋やタバコのヤニを落とすもの、フッ素配合でむし歯を予防するもの、歯肉の血行をよくするものなど、さまざまな製品があり、何を使ったらいいか迷うところです。歯みがき剤を選ぶポイントは、基本的には好みでかまいません。ただし、研磨剤が入ったものは歯の表面を傷つけるので避けたほうがよいでしょう。

 

歯みがき剤を誤って飲んでしまっても、少しぐらいなら毒になることはありませんが、からだに悪さをする細菌ごと飲み込んでしまうのは、あまりいいことではありません。誤嚥を防ぐコツは、少量の歯みがき剤で、あまり泡立てずにみがくこと。清涼感が得られなくてもいいという人は、歯みがき剤を使わなくてもかまいません。

 

 

口腔ケアはどうすれば良いの?

口腔内の清掃の方法については説明しましたが、汚れがつきやすく、忘れがちなところを挙げました。清拭のときは矢印のように奥から手前に拭くと、誤嚥が防げます。ガーゼや綿棒は汚れたらこまめに取り替えましょう。また、湿らせすぎて口の中に水がたまらないような配慮も必要です。

 

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