高齢者はむし歯になりやすい!!

 

むし歯は、歯垢のなかの細菌が酸を作り、その酸が歯の表面を溶かして歯髄へと進行していく病気です。原因となる主な細菌はストレプトコッカスーミュータンス菌で、食べかすなどの糖を餌にして、酸を作り、歯を溶かしていきます。

 

歯の表面はかたいエナメル質が覆っていて、むし歯の侵食をある程度防いでいます。しかし、ひとたびエナメル質を突破すると、むし歯は一気に進行していきます。高齢者ではエナメル質がすり減っていたり、歯肉が退縮してエナメル質に覆われていない根元の部分が露出していることが珍しくありません。むし歯はそこをねらってじわじわと侵食していきます。

 

 

歯周病は歯冠部がすべて溶けてしまうこともある!!

高齢者でよく見られるのは、むし歯によって歯の歯冠部がなくなってしまい、歯肉の中に根っこだけ残っている状態です。なかにはすべての歯が根っこだけになってしまっている人もいます。また、「歯が突然折れてしまった」という場合も、歯の根元がむし歯で侵食されていて、何かの衝撃で折れてしまったというものが少なくありません。歯は1本失うと、隣り合った歯が倒れてきたり、かみ合ラきたりして、かみ合わせに支障が生じます。できるだけ早く治療をすることが大切です。

 

 

むし歯になりやすい人

  • 食後歯みがきをしない人。
  • 歯肉が退縮し、歯が伸びている人。
  • むし歯がある人。
  • 口臭のある人。
  • 歯垢、歯石がある人。

 

 

むし歯の進み方!!

  1. 歯の表面のエナメル質が溶かされ始めます。痛みは感じません。高齢者の場合、エナメル質がすり減っているところや、象牙質が露出した歯の根元から侵食します。
  2. むし歯がエナメル質を突破して歯に穴が開き、象牙質まで溶かされます。冷たいものや甘いものがしみやすくなります。
  3. むし歯が歯髄に達すると、痛みを感じ始めます。歯髄に細菌が入り、うみをため込むこともあります。
  4. 歯の上の部分(歯冠部)が溶けてしまい、歯の根っこだけが残されます。

 

むし歯のとがったところが、舌や歯肉を傷つけることがありますが、高齢者の場合、全身病があるため抜けない場合が多くなります。

 

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