「窓の風水」 方角や方位が重要!!

窓の風水

窓の風水

 

窓は室内に新鮮な空気や日光をとり入れる重要な役割を果たすものです。また、窓は家の目とされ、外と内とをつなぐ場所でもあります。もし窓がなければ、換気もできませんし、暗い家になってしまいます。

 

しかし、だからといって直射日光が入りすぎるのは家にとってよくありません。方位や部屋の用途によって、大きさを変えるなどの工夫をする必要があります。空気の循環と採光のバランスのよさが、家に活力を注ぎ込む重要なポイントなのです。とはいえ、建築基準法で定められた慕準もありますから、その条件を満たす必要もあります。

 

【窓と方位の関係】
窓の設置は方位による吉凶判断をし、それにふさわしいものをつくります。家相からみて、どの方位にどのような窓が適切なのかを考えてみることにしましょう。

窓の位置 方位と吉凶

窓の風水家相

 

住まいのどこに窓を設けるかは非常に難しい問題です。方位には十分に注意する必要があります。

 

●北の窓は凶相

陰の気が極まる北は、壁でふさがっているのが理想的です。とくに子の方位の窓は避けなければなりません。北に窓を設ける場合は、子の方位に注意して、できるだけ小さな窓をつくり、冷気が入らないようにしましょう。

 

●東北の窓は大凶相

鬼門である東北には、窓や開口部はいっさい置かないのが風水家相の原則です。壁で完全にふさがれているのが理想的で、艮の方位に窓があると、財運、仕事運、健康運などすべての運が衰退してきますので、カーテンで遮ることです。寅の方位の窓であれば、凶意が少なくなります。北東の表鬼門は、本来はふさぐべきところで、暗くてもよい場所なのです。もし、窓を設けるなら寅の方位につくり、腰高の窓や高窓程度の小さなものにします。

 

●東の窓は大吉相

東の窓は、意欲や活動力を生む大吉相で、健康運や発展運を上昇させます。窓がないと、心身ともに元気がなくなります。窓は大きいほうがよく、出窓をつくるのも吉となります。東の太陽は一日の初めのエネルギーを与えてくれる大切なものです。その陽気を允分にとり込むよう、やや大きめの窓をつくり、活力をみなぎらせたいものです。東に窓のない家は、不活発で元気が出ません。行動力や実行力が育だなくなりますから、必ず窓をつくるようにしましょう。

 

●東南の窓は大吉相

東南の窓は、人きければ大きいほど社交運や仕事運、金運が高まる大吉相です。東南に窓がないと、人間関係で苦労したり、チャンスを逃したりすることも多くなります。出窓にもよい方位です。東南は特に外界との流通が非常に激しいところなので、大きな窓で充分に外気の栄養と活力を吸収し、老廃物を外に出すようにしましょう。また東南は、家業の繁栄や社交的な動き、交際面での信用などを意味します。窓を大きくすることで、これらのエネルギーが入りこみ、実行力も生まれてきます。

 

●南の窓は大吉相

南の窓には、才能を磨き、出世運や名誉運を高める作用があり、窓がない場介は、精神不安定になりがちです。この方位も窓は大きいほうがよく、出窓を置くのも適しています。南の窓は大きくつくって日光と空気を充分に受けられるようにすることが大切です。南の方位は健康や頭脳に関係していて、この外気です。採光のためにつくるとしても、高窓などで小さなものがよいでしょう。ただし、この場合も西の正中線上は避けてください。大きな窓は散財、遊興、道楽などをあらわし、遊びに我を忘れてしまうことになります。

 

●南西の窓は大凶相

裏鬼門である南西には、東北と同様に、窓や開口部は設けないのが原則です。壁でふさがれているのがよく、未、坤、申のどの方位に窓があっても、家運は衰退していきます。

 

●西の窓は大凶相

西は、窓がなく、壁でふさがっているほうが吉相となります。西の窓は金銭的なトラブルや恋愛問題を招きやすく、とくに酉の方位の窓には、人を怠惰にする作用があります。

 

●北の窓は大凶相

北からは冷たい風が吹いてくるので、これを防ぐ意味からも窓はなくてもよいと感じますが、採光の面を考えればやはり必要でしょう。そこで、やや高窓か小さい窓をつくります。北風は神経病や神経衰弱、不眠症、痔疾、下痢など具体的な病気をもたらすこともあり、害の多いものですから、人きな窓はつくらないようにしましょう。

※本命卦は当たらない!?

 

 

悪い窓とは・・・

悪い窓

 

悪い窓とはどんなものかといえば、室内に直接日ざしが入るような窓が最もよくありません。これを改善する方法は、家全体のバランスをみて、不用な窓をなくすことです。その次の策としては、日ざしをさえぎるものを設け、直に室内に入らないようにすることです。これらの改善方法が無理なら、外から簡単に取り付けられるビニールや布製の日よけや、カーテンをつけるなどして、直接日ざしが入らないようにするとよいでしょう。窓は太陽光線を横から間接的に室内にとり入れるよう設けること、これがポイントです。では、いろいろな窓の吉凶と、その改善方法をあげてみましょう。

 

天窓

【大き過ぎる天窓はかえって陽気が盛ん過ぎて暴難を発生させる】

 

古来中国の風水の考え方では大きすぎる天窓を戒めています。天窓から得られる明るさは天窓から見える空の大きさに比例するといえるでしょう。天窓から得られる光は基本的には遮るものが無いので、大きな天窓でなくてもそれなりの明るさは確保できます。大きすぎる天窓は直射日光も強く射し込み、かえって精神的にも肉体的にもよくないのです。

 

天窓も普通の窓も採光や通気を考えて大きくなり過ぎるきらいがああります。特に、直射日光が当たる時は室内のコントラストも強くなるので、カーテンやロールスクリーン、ブラインドをかけたり、スリガラスにしたり、ガラスに遮光フィルムを貼るなど、光を和らげる工夫が必要となります。天窓のない部屋では照明だけが頼りとなります。ですから部屋の用途に応じて自由に点滅できるものや、明るさを調節できるものの方が好ましいでしょう。

古来中国では南西の天窓を戒めています。特に鬼門の北東及び裏鬼門の南西両面に天窓を開くのは大凶と言われています。南西の天窓については、室内が明るすぎ、また夏ば暑すぎるのでよくありません。

 

天窓は周りが部屋で囲まれ、横から窓をとれない場合、屋上から直接採光するものです。現代ではいろいろな照明器具も多いですが、ランプやロウソクに頼っていた時代には天窓から採光するしかなかったのです。天窓は採光というメリットがあるにしても、漏水や夏季の直射日光などが大きな難点となります。特に西南の天窓は夏の暑い盛りには室温が上昇するので、直射日光を受けない所に設けるべきです。
本来天窓のよさは太陽の光、青空自体の明るい光、反射光を取り入れられることです。天窓からの自然で穏やかな光はキッチンや浴室には非常に便利で実用的がたかいものなのです。天窓には固定式と可動式があり、必要に応じて選択すればよいが、ガラスは特に良質の強化ガラスを使い、割れたり漏水したりしないように工夫が必要です。

 

天窓と同じような採光用の高窓というのがありますが、これは普通の人の背丈よりも高い位置にある窓のことです。通気や日照では普通の窓より劣りますが、柔らかな光で室内を広く照らし、風の流れも心地よくてとても快適な窓の一種です。高窓は普通の窓とほは同じ構造ですが、特にどこでなければならないという決まりはありません。

 

はめ込み窓

はめ込み窓は、外の明るさをとり入れる目的で設置するもので、開閉ができないためにはめ殺しの窓ともいわれ、多くは高窓として用いられています。

 

前述したように、北、北東、西、南西などは、光をかすかに入れるためにこの高窓をつくることがよいとされますが、大きなはめ込み窓を設けるのはよくありません。これは、光と影の問題、つまり陰と陽の問題で、一つの家の中でも明るい部屋と暗い部屋とが必要なのです。つまり、積極的に活動する台所などの部屋は明るくして、心静かに精神面を充実させる寝室などの部屋は暗くする必要があるからです。採光用のはめ込み窓は、このような点に注意しなければいけません。

 

出窓

最近は出窓をつくる家が一般的です。窓だけが出っ張っているのは家相的には大きな問題もないのですが、家の土台から立ち上げた出窓はよくありません。もしも、このような出窓があれば、日よけのひさしを長めに出したり、窓全体を比較的高い位置に設け、縦の幅を長くとらず横に広くしましょう。

 

出窓は大きさに注意!!

出窓は室内から見ると空間が広く感じられますし、自分なりの演出が楽しめるうえ、外観もとてもおしゃれに見えるため人気があります。しかし、必ずしもいいことばかりではありません。ひとつはガラスの面が多いため、北や北東の北風が強く当たる方位につけると室内の熱が失われて、冬は外気の影響で室内が寒くなることがあります。暖房効率も悪くなります。また、雨戸をつけられないため防犯面でも心配です。家相では出窓の見方は窓と同じです。大きすぎると凶相となります。出窓は方位と大きさに加えて、周囲の状況などもよく検討してつける位置を決めましょう。

 

5つの吉相ポイント!!

5つの吉相ポイント

 

窓の役割は外部と空気の交換をし、明るさを取り入れることです。風通しがよく明るい家は吉相となります。必然的に空気とともによい運気も入ってきます。通風、採光をよくするには窓の方位と大きさが重要です。東と西というように対面にないと空気は流れません。大きすぎると「開き」の凶作用があらわれ、裏鬼門の南西に大きな窓がある場合、夏の午後は異常なくらい暑くなります。

 

また、位置によっては防犯上のデメリットになったり、隣の家の中が見えたりして落ち着かないということがあります。窓は住みやすさに大きく影響を及ばすので、引越しなどのときは方位や大きさ、位置を必ず確認しましよう。

 

 

ポイント1

★大きすぎない

大きすぎると運気が流出するので凶。方位によっては日差しが入りすぎて暑かったり、逆に北風が当たって寒かったりします。

 

ポイント2

★対面に窓や出入り囗がある

東には西、東南には西北と対面する側に窓や出入り口があると、空気が流れます。

 

ポイント3

★方位は東、東南、南

朝から昼にかけて陽光が入る東と東南、およびたっぷりと陽光が入る南が吉。紫外線には殺菌効果があり、空気もきれいになります

 

ポイント4

★隣の家の窓とずれた位置にある

窓が向き合っていると、隣の家の中が見えて互いに落ち着かす、また火災の際は窓から火が入って燃え移ることに。

 

ポイント5

★安全な位置についている

塀や大きな木のそばや、人目につきにくいところに窓があると、空き巣に狙われやすくなります。このような位置にないことが重要です。

 

こうすれば吉相になる?

窓から入る日差しや風は、隣接する家や道路の状況によっても左右されます。窓のある方位の特徴をつかんで、快適に暮らせるように工夫しましょう。


【悪い】

夏は南から入る風の排気口として必要です。冬は寒気の侵入囗となるので、密閉性があるほうが吉。雨戸やカーテンをしっかり閉めましょう。

南西
【最悪】

裏鬼門に当たり、閉塞しているのが吉相。ここに窓があると、夏の午後は日差しが強烈で、かなり暑くなります。外に木が植えられていたり、よしずなどの日よけを置くことができると遮熱に役立ちます。


【とても良い】

朝日が当たり紫外線の殺菌効果が期待できます。夏は早朝から暑くなりますが、日が当たらなくなる午後は風がよく通ります。大きい窓は凶となります。

東南
【とても良い】

たっぷり陽光が入り、風通しのよい方位。紫外線の殺菌効果が期待でき、よく乾燥するため空気も清浄になります。暑い季節はカーテンやよしず、すだれなどで遮光、遮熱をしましょう。大きい窓は凶となります。

西北
【悪い】

南西ほど暑くはなりませんが、西日が当たる場合は温度が上がります。冬は北風が当たって寒い方位です。できれば壁で閉塞しているのが良いでしょう。

西
【悪い】

東の窓の排気口として設けます。西日が入ると夏はかなり暑いので、小さい窓が吉。西日は、カーテンやよしず、すだれなどで防ぎましょう。

北東
【最悪】

鬼門に当たり、壁で閉塞されているのが吉相。窓があってもあまり日は差し込みません。ここにしか窓がない場合は薄暗く寒い部屋になります。照明で明るさを確保し、暖房対策を立てましょう。雨戸があれば必ず閉めましょう。


【とても良い】

吉相の方位です。夏は太陽の位置が高いため、昼間は思いのほか直射日光が入らず、大吉となります。太陽の位置が低い冬は、部屋の奥まで陽光が入って暖かく過ごせます。ひさしが深くついているとなお吉相です。

 

窓をふさぐと風水的にどうなのか?

風水において窓をふさぐことは、家のエネルギーの流れに影響を与えます。

 

窓は家に外界のエネルギーを取り込み、内部に流通させる働きがあります。このエネルギーは家を照らし、活気を与え、空気を浄化する役割を果たします。

 

ですから、窓をふさぐことで家の中が暗くなると陽光や新鮮な空気が入り込みにくくなり、家族の体調にも大きな影響を与えます。すなわち、日中は窓をふさぐことを控えることが重要なポイントです。しかし、必要な場合には窓をふさぐことも大切です。夜は窓をふさぐことで家の中から外の目に触れないようにすることも必要です。

 

結論として、窓をふさぐことは、必要な場合には大切ですが、できる限り窓を開けて換気をすることが大切です。家内のエネルギーの流れを促進し、家族の健康を守るためにも、窓をふさぐタイミングが重要です。

※「子育てがうまくいく」風水!!【子供部屋の窓】2021~2022


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