古来風水学では男性は「陽」、女性は「陰」と考えます。夫婦の間で揉め事が起こるのは、この「陰陽」のバランスが崩れている証拠なのです。「陰陽」のバランスを上手にとっていけば、自然と夫婦仲も良くなるものです。
そのために心得ておいていただきたいのが、「昼は妻が強く、夜は夫が強く」という風水の原則。「陽の気」が強い昼は、妻が主導権を握っても、夫は余裕を持っていられるものです。ただし、「陰の気」が強い夜には、妻は意識して優しく、夫を立ててあげるようにしなければなりません。
風水学では、夫婦間の「陰陽」のバランスをとるために、ベッド(布団)を有効的に活用します。ますベッドは夫の本命卦から見て吉方位に置くようにしましょう。間取りの都合で置けない場合は、枕の方位だけでも吉方位にしてください。
吉方位は四種類ありますが、原則として優先順位は①生気②天医③延年④伏位になります。さらに、枕元に「透明水晶」と「紅水晶(ローズクォーツ)」をベアで置くと、夫婦の和合がより強まります。これは「夫婦水晶」と呼ばれるもので、「陰陽」のバランスをとる効果もあるのです。
寝室に「鏡」がある人は要注意です。寝室に鏡を置くことで、自分自身のエネルギーが反射され、エネルギーの流れが乱れる可能性があります。また、寝室に鏡を置くことで、夫婦間のトラブルや不倫の原因となることがあるとされています。具体的には、鏡が寝室に直接反対している場合や、寝室の天井に鏡がついている場合は避けることが望ましいとされています。また、寝室に鏡を置く場合は、ベッドから反対側に向けるなど、鏡が寝床に直接向かわないように注意することが大切です。
「鏡」は「気」を乱す主な原因になります。睡眠中は、「鏡」に布などをかけて口隠ししておきましょう。また、枕元にアロマライトや香炉を置くのもおすすめです。ラベンダーやカモミールの香りを選べば、夫婦関係に安らぎをもたらしてくれます。
夫婦仲を好転させるためには、ベッドの置き方が大きなポイントになります。基本は、夫婦にとっての吉方位(生気・天医・延年・伏位)で眠ること。本命卦は東側がラッキーゾーンになる東四命と、西側がラッキーゾーンになる西四命(乾・兌・坤・艮)の二つに大きく分かれます。本命卦が異なっても同じ四命の場合は、ラッキーゾーンは共通なので問題ありません。ただし、四命が異なる場合は、夫のラッキーゾーンにベッドを置き、枕は妻のラッキーゾーンに向けるなどの工夫が必要です。
東四命は東四命ラッキーゾーンに、西四命(乾・兌・坤・艮)は西四命ラッキーゾーンに枕を向けてベッドを置きましょう。風水の四柱推命では、人の運勢を示すために「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の四つの柱から成る八字を使用します。夫婦間の相性を判断する場合には、それぞれの人の八字を比較し、相性が良いかどうかを見ます。この中で、夫婦の本命卦が同じ四命の場合、以下のようなことが言われています。
本命卦が同じ四命の場合、性格や好みなどが非常に似通っていると言われています。そのため、夫婦の相性が非常に良いと考えられており、お互いに理解し合い、共に成長していくことができるとされています。ただし、同じ本命卦でも、年柱や他の柱の違いによっては、夫婦間の相性が悪くなることもあるため、必ずしも良い相性ばかりとは限りません。そのため、風水では、夫婦間の相性だけでなく、個々の人の八字から得られる情報を総合的に判断し、適切なアドバイスを行うことが重要とされています。
ベッド位置は、夫の本命卦のラッキーゾーンに置きます。そして、枕を妻の本命卦のラッキ-ゾーンに向けるようにしましょう。風水では人の運勢は命式(四柱推命)というもので表されると考えられています。四命とは、生まれた年、月、日、そして時の干支の組み合わせを指します。夫婦が異なる四命の場合、互いに相性を補うことができる場合がありますが、逆に悪影響を及ぼす場合もあります。
まず、互いに相性を補う場合は以下のようなパターンがあります。
夫婦が異なる五行を持っている場合、お互いの五行間には「相克」という関係が生じることがあります。相克とは、一方の五行がもう一方の五行を制圧する関係のことを指し、生じるとお互いに衝突することがあるとされています。
具体的には、木は土を制圧するため、木の五行を持つ人と土の五行を持つ人は相克関係にあたり、火は金を制圧するため、火の五行を持つ人と金の五行を持つ人も相克関係にあります。また、水と火、土と金の五行も相克関係にあたります。互いの五行が相性の良い関係にある場合、運気が上昇しやすくなります。
このように、夫婦が異なる五行を持つ場合、相克関係にあることがあり、そのために夫婦関係に不調が生じることがあるとされています。しかし、五行相生という関係もあるため、相性が悪いとは限らず、具体的な対策は個人個人で異なります。
三合局とは干支のうち三番目と九番目、六番目と十番目、そして一番目と七番目の干支の組み合わせを指します。夫婦が異なる三合局を持っている場合、互いに助け合う関係にあり、良い相性をもつとされています。夫婦が異なる三合局を持っている場合、夫婦間に緊張や不和が生じることがあります。三合局とは、相性の良い三つの干支の組み合わせのことで、干支の配置から占うことができます。
例えば、夫が申年生まれであれば、その三合局は「申・子・辰」となります。一方で、妻が酉年生まれであれば、その三合局は「酉・未・戌」となります。夫婦がそれぞれの三合局を持っている場合、夫婦間で相性が悪いとされる干支が含まれることがあり、夫婦関係に影響を与えることがあります。
この場合、夫婦はお互いの三合局を認識し、どのような干支が相性が悪いのかを把握することが大切です。また、風水の観点からは、三合局の関係を補うことで、夫婦間の相性を改善することができます。例えば、三合局に含まれる干支の色を取り入れたり、家の方角を調整したりすることで、夫婦関係を円滑に保つことができます。
逆に、悪影響を及ぼす場合は以下のようなパターンがあります。
三会局とは干支のうち対になるもの同士(例えば、子と丑、寅と卯など)の干支の組み合わせを指します。夫婦が異なる三会局を持っている場合、互いに干渉し合い、不和などのトラブルが起こりやすいとされています。夫婦が異なる三会局を持つ場合、相性が良いとされています。三会局とは、年支、月支、日支が同じ12の干支の組み合わせのことを言います。このような縁を持った夫婦は、お互いの気質が似ていることから、意思疎通がスムーズであり、協力し合いながら問題を解決することができます。
また、夫婦の三会局がそれぞれの運勢に合致する場合は、より良い結果が期待できます。例えば、夫婦が共に木の三会局を持っている場合は、両者の運勢が良好であることから、健康的な家庭を築くことができるとされています。
逆に、三会局の違う夫婦は、お互いの気質が違っているため、意見が合わなかったり、問題を解決するために時間がかかってしまったりすることがあります。しかし、適切なコミュニケーションを取りながら、互いの違いを理解し、協力し合うことで、より良い関係を築くことができます。
六冲とは、干支のうち互いに正反対の干支の組み合わせを指します(例えば、子と午、寅と巳など)。夫婦が異なる六冲を持っている場合、不和やトラブルが生じる可能性があるとされています。 具体的には、子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥夫婦が異なる六冲を持っている場合、相性があまり良くないとされています。
例えば、夫が卯年生まれで妻が酉年生まれの場合、卯と酉は六冲の関係にあるため、夫婦関係に起因を与える可能性があるとされています。あるからといって婚約夫婦仲が悪くなるわけではありません。他の要素や相性の良さなども必要があります。
夫婦が異なる六冲を持っている場合には、もし相手の六冲に対する運勢の影響をもたらすために、適切な風水アイテムを使ったり、気流を整えたりすることが大切です。や風水の効果は個人差があるため、あくまで参考程度に留めておくことが対応いたします。
以上のように、夫婦が異なる四命の場合、相性が良い場合と悪い場合があるとされています。しかし、四命の相性はあくまでも一つの要素に過ぎず、個人の性格や環境によっても異なるため、必ずしもすべてが当てはまるわけではありません。
寝室のベッドは運気と密接な関係をもっています。風水学においてもこの点を最も重視しています。ベッドの風水は多くの方面に影響を及ぼします。ベッドの位置には多くの風水的タブーがあり、注意すべきタブーは以下の4つとなります。
このような風水的タブーを犯さなければ、「吉を呼び、凶を避ける」ことができると言ってよいでしょう。
風水家相学では「横梁の圧迫」は非常に不吉とされ、健康に悪影響を及ぼすと言われています。ですからできるだけ避けるようにしましょう。ベッドの位置に上の方から横梁が頭部を圧迫するように突き出ていないか注意が必要です。睡眠時の頭の位置がちょうど横梁の下にある場合、例えばめまいや頭痛、不眠など頭に関するさまざまな病気を引き起こすと言われています。
風水学では、ベッドの頭部が窓に近すぎるのは不吉と判断されています。このような状態になると、安眠を妨げ、また安全にも差し障りがあります。窓に近いと晴れの日には直射日光がまともに差し込み、雨の日には窓から風雨がしみ込むので安眠とあるはずがないのです。また、台風や雷雨でもくれば窓が壊れてけがをする恐れもあります。
古い風水家相学では、鏡は凶気を反射するのに用いられ、八卦鏡や凹面鏡でない一般の鏡であっても自分に向かってくるのはよくないと言われています。
と妙な影が揺れ動くように感じたりしますが、実は鏡に映った自分の影の幻覚であったりすることがよくあるのです。動悸、不眠、集中力の欠如のほか、病気につきまとわれる恐れもあります。
女性はメイクに都合がよいといって寝室にドレッサーを持ち込むことが多いようですが、このこと自体は問題ないのですが、少なくとも鏡がベッドの頭部を映さないないようにすれば大丈夫です。
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