【風水的】土地選びの見分け方!!【形や欠け、方角に注意】

【風水的】土地選びの見分け方!!【形や欠け、方角に注意】

土地選び風水

 

よい土地、悪い土地の見分け方

土地の吉凶を知って、よい気が流れている土地を選ぶことが重要です。よい気が流れている土地には、いくつかの共通点があります。それらをチェックして、効率的な土地選びをしましよう。

 

風水でいう理想的な土地とは健康でいきいきと暮らせるところが理想的です。「風水」は、文字どおり、「風がさわやかに通り、きれいな水が穏やかに流れる大地」を理想の地とする古代中国の思想です。風水では大地にあふれている自然のエネルギーを「気」と呼び、「気」をいかに上手に暮らしに取り入れるかを追求してきました。

 

「風」とは気の通り道であり、「水」とは気が集まる場所のことを意味しています。「気」の流れは、草木の生育を見ればよくわかります。太陽の光や雨を受けて植物が豊かに生い茂るところでは、人も動物もいきいきと暮らすことができます。このような上地では「気」がスムーズに流れていることを示しています。一方、草木がまったく生えず、自然の営みが停滞しているようなところでは、人も動物もいきいきと暮らすことはできません。「気」がスムーズに流れていないために、植物の生育が妨げられていることを示しています。

 

土地選びのポイントは形状と立地

今、住んでいる土地がどんな土地なのかをチェックしてみましょう。何か凶作用の可能性がある土地ならば、何らかの手を打っていかなければなりません。ここでは吉相の土地、凶相になる土地について詳しく解説して聞きましょう。土地を選ぶ基準にもなります。

 

水はけの悪い土地は不可

水が古く、よどんでいる場所などは凶作用をもたらしていきます。もし、近くに水があるならば、川のように水が常に動いている場所を選びましょう。その意味では、水はけが悪い土地というのは要注意です。気のエネルギーの通過もスムーズにいかない土地です。

 

地表に漂う気を地気といいますが、水はけが悪く、古い水がよどんでいては、新しい良い気というものが補給されないままになってしまいます。気の循環がなければ、エネルギーが失われ、マイナスのエネルギーとして働いて住む人間に悪い影響を与えてしまいます。

 

造成地などは以前、池や沼だったところを埋め立てて造られていることもあります。その土地がもともとどのような地勢だったのかを調べてみましょう。

 

【吉相になる土地、凶相になる土地の見方】

土地の風水

◆土地が変形していない

土地自体がいびつな形をしているものは避けましょう。どうしても建物に「張り」や「欠け」が出てしまいます。

 

◆三角形の土地は避ける

三角形の土地などは、絶対に避けましょう。どうしても「欠け」ができてしまいます。三角形の頂点の部分に樹木を植えるなどの方法で、できるだけ長方形に使うことを勧めます。

 

◆土地の履歴がしっかりとしている

その土地で過去にどんなできごとがあったのかを調べてみましょう。氏神をまつっていた場所に住宅があるなどは、災いの元です。また、事件などがあった場所には陰のエネルギーがたまってしまいます。

 

◆日当たりが良い

日当たりは、太陽のエネルギーを受けるかどうかの大切な要素です。日照時間が短い家は、どうしてもジメジメとしてしまいます。

 

 

日当たりのよい土地

一般的に吉相の土地といわれている、

●北側に山があり、南側が開けた土地

●南側が道路に面している土地

●前方が低く、後方が高い土地

これらに共通しているのは、「日当たりがよい」ということです。日が差し込む前方にさえぎるものがなく、さらにそれが南側であれば、日当たりがよく、あたたかで気持ちのよい土地となります。そんな場所には、よい気が流れているもの。また、北側(後方)の山やビルには、北風を防ぎ、前方からくるよい気を逃さない、という役目もあります。前方が低く、後方が高い土地、というのも同じです。南側の道路は、南に開けた土地(道路)があることで、狭い土地でも日当たりが確保され、風通しもよくなります。

 

日当たりの悪い土地は、住む人のエネルギーを奪う

風水家相では、日当たりがよいかどうかは、土地や家を選ぶときの重要なポイントになります。理想的なのは、上地令体に太陽の光がまんべんなく当たるところです。とくに朿や東南に日ざしを遮るような高い建物がなく、朝の光が十分に当たる土地なら申し分ないでしょう。南斜面や東斜面、東南斜面にある高台も、太陽の光を受け止めることができますから、人吉です。午前中の穏やかな太陽の光を卜分に吸収した上地は、土地全体が活気にあふれ、そこに住む人のエネルギーを高め、運気を上昇させます。一方、日がまったく当たらない土地では土地そのものにエネルギーがありませんから、よい気を受けることができません。そればかりか、そこで暮らしていくうちにエネルギーが奪われ、運気も上降し、心身の健康が損なわれていきます。

 

午前中の光は人を活気で満たし、午後の光は意欲を失わせる働きがあります。同じ太陽の光でも、東や東南から差し込む午前中の光と、南西や四から差し込む午後の光とでは、人に与える作用は異なります。午前中の太陽の光は新鮮な酸素性の人気を含み、人を活気で満たします。それに対し、午後3時過ぎから差し込む光は、西日の影響による窒素性の大気が充満し、意欲や気力を失わせるおそれがあります。東や東南、南に高いビルなどがなく、新鮮な午前中の光が降り注ぐ土地を選びましょう。

 

 

夏に風が抜ける風通しのよい土地

風通しも、土地選びの重要な要素です。風がなければよい気も人つてきませんし、気が停滞して、運気も下かってしまいます。南北に長くて、夏は咎く冬寒い日本では、一般的に南北に風が抜けるような土地が吉といわれていますが、地域の夏場の風向きを調べ、その方位に障害物がなく開けているようであれば、風通しがよく、過ごしやすい土地といえるでしょう。

 

 

水はけがよく乾いた土地

じめじめと湿った土地では、暗い感じがして「気」がよどんでしまうだけでなく、湿気によって体調をくすしたり、家屋も傷みやすいもの。また、水はけの悪い土地では植物も成長せす、家によい気を運んでくることができません。健康で、気持ちよく暮らすためにも、水はけのよい、乾いた土地を選びましょう。

 

 

幸運を呼ぶ吉相の土地を選ぶには

 

古くから理想の地とされた四神相応の地!!

 

風水では、人々に繁栄と隆盛をもたらす最高の吉相を「四神相応の地」と呼んでいます。四神というのは東西南北の四方を守る神のことで、東は青竜、西は白虎、南は朱雀、北は玄武、と架空の動物が当てはめられています。この「四神相応の地」というのは、本来、町や村、都など、大規模な土地について述べているものですが、宅地にも当てはめて考えることができます。東を守る青竜とは、清らかな川の流れのことです。東に大きな建物や樹木がなく、ひらけていて、午前中の新鮮な大気や風を住まいに十分に取り入れることができるのが理想的です。西を守る白虎とは広い通りのことで、人の往来が多く、活気にあふれているところがよいとされています。ただし、ほこりゃ騒音、強い西目は凶意をもたらすため、西側には窓を設けないほうがよいとされています。南を守る朱雀とは広い庭や畑のことです。住まいの南に庭や畑があれば、十分な太陽の光を取り入れられることを示しています。北を守る玄武とは高い山や樹木のことで、北に高い建物や樹木があれば、冷たい北風が家に入り込むのを防ぐことができます。四神相応の地に則した土地を選べば、よい気の影響を受けて、活気あふれる豊かな暮らしを送ることができるでしょう。

 

※「四神相応」詳しく解説!!

 

 

風水的なダメ・NGな土地

ダメな土地

湿気の多い土地

湿気の多い土地は健康運を低下させます。「風水」に「水」という字が含まれていることからもわかるように、水は私たちの暮らしに大きな影響を与えます。しかし、一般に水の気が強すぎる土地は凶相となります。たとえば、湿気が多い土地は主に健康運を低下させます。とくに下半身に影響が現れやすく、不妊症などの婦人科系の病気、神経痛、冷え症などに悩まされることが多くなります。水田や沼、海岸などを埋め立てた造成地も同様です。地盤が軟弱なため、土地自体にエネルギーが少なく、人地の気を受けることができません。このような土地に住んでいると体調も崩しやすくなり、いきいきとした生活を送ることができなくなります。道路よりも一段低い土地、どこへ行くにも坂道を登らなければならないような土地も凶相となります。水はけが悪いために土に締まりがなく、陰の気が発生しやすくなるからです。

 

因縁が残る土地

事件や事故のあつた場所は大凶相となります。土地を購入する際にもっとも注意してほしいのが、その土地で事故や事件などがなかったかどうかということです。殺人事件や自殺、悲惨な事故などが起きた土地は人凶相で、吉相の住まいを建てても災いを招きやすくなります。何も知らずに住んでしまうと、家離散や事業の倒産、交通事故や重病など、どんな不幸に見舞われるかわかりません。周辺よりも地価が下がっているような上地は注意が必要です。十分に調べたうえで購入してください。このような上地の場合、事件や事故の被害者と似たようなタイプの人に災難が降りかかることが多いのが特徴です。子どもが自殺した場所では同じ年ごろの子どもに問題が起きたり、夫婦間で起きた事件はやはり夫婦間のトラブルとなって影響が現れたりします。

 

競売の土地

競売にかけられた土地もトラブルが起きることが多いため、個人的な住まいとしては避けたほうがよいでしょう。競売物件の中には、リストラや会社の倒産、事業の失敗などで、土地を売らざるを得なくなった前の所有者の思いが残っていることがあります。そのため、転居後に事業がつまずいたり、リストラに遭うなど、同じような不運に見舞われます。競売の土地を購入した場合は、神社にお祓いをしてもらうのもひとつの方法です。

 

旧家の跡地や大木がある土地

トラブルが生じていないかチェックすることが大切です。代々続いた旧家の跡地や大木がある土地は、そこに住んでいた人の念が残ることが多く、災いを受けることも多くあります。また、旧家が敷地を売却するということは、上地を手放さざるを得ない事態が生じたとも考えられます。遺産の贈与税を支払うために土地を手放したのなら問題はありませんが、家運にかかわるようなトラブルが生じていないか、チェックしたほうがよいでしょう。

 

坂にある土地

急な坂や坂の上、坂の下の土地は避け、なるべく傾斜の緩やかな坂の中腹を選ぶようにします。基本的には凶相となる坂の土地も、北に向かって上かっていく坂の中腹の土地の場合は吉相となります。西側が高い坂も大きな問題はありませんが、南側や東側ヵ濱い坂は避けるようにします。

 

周囲よりも低い土地

まわりの土地よりも低い土地は、水がたまりやすく、大雨の際に浸水の恐れもあります。気もよどみやすいので注意。

 

丘の上にある土地

丘や高台の家は、見晴らしがよい反面、風の影響を受けやすく、せっかくの気がたまらすに散つてしまうため、凶相となります。

 

崖の近くにある土地

危険な場所であるため、価格も周囲より割安な場合が多いようですが、崖上、崖下はもちろん、凶作用が働く場所なのでNGです。

 

隣接する土地より高い・低い

隣接する土地より高い場合は低い方へ気が流れ、低い場合は隣の「気」の影響を受けすぎるため、避けましょう。

 

窪地の土地

窪地のような雨水がたまりやすく水はけの悪い土地は凶相とされています。地盤が不安定になることもあるため、避けましょう。

 

造成地

山を切り拓いて新しく宅地にした場合、造成の際に持ってきた土質によっては凶相になることがあるので、注意が必要です

 

砂地

風水では凶相とされる砂地。浬十をしても地盤が安定せす、地震のときには「液状化現象」が起こりやすいので、避けましょう。

 

埋め立て地

沼や沢、田んぼなどを埋め立てた土地は地盤が弱く、水はけが悪いために病気を引きおこしやすくなり、運を下げるといわれています。

 

川のそばの土地

台風や地震の際の浸水が気になり、あまり好ましく思われない川のそばの土地ですが、古くから風水では水はよい気を放つものとして重要視されてきました。特に、蛇行して流れる川のカーブの内側などの土地は吉相とされています。ただし、よどんだ川では逆効果になるので注意が必要です。また、水に関する吉凶の判断は難しいため、吉相と思われるものであっても風水師に見てもらうのかよいでしょう。

 

複雑な形の土地

台形、コの字型の土地、凸凹の多い土地など複雑な形の土地は使いにくく、欠けの方位によっては凶作用が強くなるため避けましょう。

 

水脈のある土地

井戸があったり水脈が通っている土地は、凶相を持つだけでなく、家が傷みやすく、シロアリなども出やすいので避けましょう。

 

三角形の土地

使いにくく、地相的には最も凶相といわれている三角地。よほど敷地に余裕がある場合以外は、絶対に避けましょう。

 

「張り」や「欠け」のある土地

家と同じように「欠け」の方位によっては凶相になるだけでなく、家の建て方が限られるので、避けたほうがよいでしょう

 

★土地の前歴に注意

かつては古戦場や刑場だった、などという特殊な場合でもない限り、その土地の来歴を歴史的にたどるのはなかなか困難でしょう。それでも、土地の前歴は気になるものです。たとえば病院の跡地だったり、前に住んでいた一家が離散していたりという場合は、やはりよくない気がたまっているので注意しましょう。

 

 

【風水】土地選びの気を付けたいポイント

崖下や川の出口は大凶といわれています。

一般的な家相書では、「尾先、谷口」と称して、山の崖下や谷の出口に住むことを戒めています。平坦地でも、高い山の陰や、川に近い低い土地は、水はけが悪く、湿気がたまりやすい、大凶の敷地となります。前記したように、昔からの地名でも判断できますし、地盤調査で、粘性土(水を通しにくい)か、砂質土(水を通しやすい)かを調べて、耐震性、耐久性を知ることもできます。このような湿潤地は、建物の土台を腐らせますし、川の氾濫、崖崩れなどの災害も考えられます。

 

しかし、どうしても川の近くで暮らしたい場合には、対策はあります。家相の古書、家相大全では「陽土を以って地を三尺築き、しかして居住すべきなり」としているように、頑丈な盛り土工事をして、建物の床を高くすれば、凶相の土地も吉相の土地に変えることができます。

 

 

扇状地の話

家相書にいう「山の尾根が終わった崖の下、あるいは谷の出口に住むのは大凶」とは、扇状地は危険といっているのです。山の尾根先の谷の出口に、川水が運んできた土砂が沈殿している扇状地は、前方が開けた景観のよい場所ですが、崖崩れや洪水などの自然災害の心配もある場所です。耐震性など十分に安全性を確かめることが大切です。

 

 

T字路や突き当りにあたる土地

 

迷信ではない根拠のある言い伝えです!!

 

家相では、T字路や袋小路の突き当たりにある土地は、「往還の行当りを住宅とするは、大いに悪し」として、住む人は長く住むことができないなどいろいろな災いを呼び込む凶相とされています。道路は、気の通り道と考えますので、T字路や袋小路の突き当たりにある家は、気の流れが強く当たり、災いをもたらすと考えられたのです。また、行き当たりは、行き詰まりに通じる語呂合わせもあって、忌み嫌われました。

 

T字路の突き当たりの土地は、風当たりが強く、台風などの強い風をまともに受けてしまいます。近くで火事が起きた場合には、風にあおられ火の粉が飛んでくることもあります。住んでいる人は逃げ道をふさがれ、焼死するなどのケースもみられます。また、T字路の交差点は車の事故も多く、家に車が飛び込んでくる危険性も意外と多く、注意したいのも事実です。袋小路の突き当たりの土地も、火事のときの逃げ場に困ります。袋小路の幅と長さによっては建築法上、建築できない場合もあるので注意が必要です。建築制限があるのは危険があるということです。小路が私道の場合は近隣とのトラブルも起こりやすいなど、マイナスが多い土地といえるでしょう。家相の吉凶は、悪いことを伝える役目もあります。凶といわれるにはそれなりの理由もあるのです。

 

 

三角形の土地

 

住み方次第で吉なる!!

 

変形の土地の中でも、大凶相といわれるのが三角形の土地です。家相の古書でも「土地平坦なりといえども、三角形は火災、または論争を発する相とす」「初め栄えてのち衰える」などと記されています。現代でも三角形の土地が凶相であることに変わりはありません。なぜなら、三角形の土地に四角い家をつくると、無駄なスペースができ、敷地の広さに比べ、小さな家しか建てられないからです。

 

凹凸の多い家にしたり、敷地いっぱいに三角形の家をつくれば、無駄が多くて使いにくい間取りになります。屋根の形状も複雑になり、雨漏りが起きやすく、メンテナンス面でも不利になるばかりか、耐震性にも問題が出る場合があります。四角い家よりも建築費が高くつき、一見『お買い得』と思った土地も、実際には割高な土地になってしまうケースも多いのです。それでも、三角形の土地に家を建てるなら、強度を優先した張りや欠けの少ない家とし、無駄な空き部分は花壇や家庭菜園にする工夫をしてください。2本の道路に鋭角に挟まれている場合は、下のイラストのように空きのスペースをつくり、自動車、自転車、歩行者が安全に通れるよう見通しをよくしておきましょう。

 

 

旗竿型の土地

 

土地の欠点を知って、改善を心がける!!

 

旗竿型の土地も、災いが起きる凶相の土地として忌み嫌われていました。現代でも欠点のある土地のひとつといえます。旗竿型の土地の欠点は、防犯面の不備があげられます。家の前は人が行き来する道路ではなく、建物などが建ちはだかり、家の全景や玄関が周囲からわかりにくくなっているため泥棒が侵入しやすいのです。周辺環境を考え、インターホンや防犯カメラを設置してください。自動車の駐車位置も大きなテーマです。路地に車を前向きに駐車させると、出すときに道路での接触事故が起きやすく、後ろ向きにすると、すぐ近くを歩いている子どもを巻き込む事故なども想定できます。このような事故は路地が長くなるほど起こりやすいので注意が必要です。

 

また、旗竿型の土地のほとんどは、坪単価が安いため、購入するときは得をした気分になりがちですが、路地部分も土地面積にみなされるので、割高な上地になりやすいのです。通路が狭いと建て替え時などで、作業用の車が入らずに手間どることも多く建築費や解体費がかさむ場合があります。水道やガスなどのライフラインのメンテナンスも路地部分も含まれることが多く、新規に購入する際は、将来の建て替えなども十分考慮する必要があります。

 

神社仏閣・墓地が近くにある土地

 

考え方次第で吉にも凶にもなる!!

 

近くに神社や寺、ましてや墓地があると気になるものです。家相上でも、神社や寺、墓地の跡地には霊気や殺気などが漂っていると考え凶相として忌み嫌う考えがあります。風水では、「風土・水勢を見て住居、埋葬の地を選定するもの」とされています。住まいやお墓が川の増水で流されたり、土砂崩れにあわないように、風の流れや水の流れを適切に判断し、安全で快適な場所を選びました。ですから、風水からみれば、神社や寺、墓地に近い場所は本来よい場所となります。

 

また、多くの神社や寺、墓地は、手入れの行き届いた緑豊かな静かな環境にありますから、家族が生活するうえではメリットとなる部分が本来は大きいのです。現実に全国の高級住宅地は、近くに霊園が多いはずです。東京なら青山霊園、名古屋の八事霊園などの近くは高級住宅地として知られています。地盤の固い安全な地に先祖をおまつりしたいと願い、最良の地を選んでいるからです。しかし、どうしても墓地の近くが気になるようなら、滅入って毎日生活するのは凶そのものですから、やめるべきでしょう。

 

線路や効果の近くの土地

 

購入時にはよく考えること

 

線路や高架の近くの土地は、電車が通るたびに気の流れが遮断されるので凶とするなどという話は迷信です。線路近くに住むうえで考えなくてはならないのは、電車が通過する際の音や振動などです。沿線になると、電車が通つたあとに鉄粉が飛んでくることもあり、車や建物がさびやすくなります。また、電車の中から家の様子が見られてしまうことも気になるでしょう。窓の取り付け位置や防音対策を考えましょう。

 

また、電車の通過時の音にまぎれてガラスやドアを破壊して泥棒が侵入しても、近隣には気づかれない場合があります。防犯ガラスや防犯装置を的確に取りつけることが大切です。線路側に樹木を植えるのもいいでしょう。ただし、死角部分はできる限りつくらないようにし、防犯意識を強く持つように心がけてください。リビングーダイニングやキッチンなど、日常よく使う部屋は二階につくり、見られにくい間取りにしましょう。通風シャッターや強化面格子などを設置すれば、窓を開けていても泥棒が入りにくくなります。線路や高架の近くの土地を住みやすく吉にするために、以上の点をよく検討し、安全な住まいづくりをしてください。対策をきちんとすれば、よい住まいになります。


悪い形の敷地とは?

敷地の形状はさまざまですが、基本的には家と同じく正方形が望ましいのです。三角の土地や台形の土地、菱形の土地などは、吉相の敷地とはいえません。

 

 

変形の土地はマイナス

方形を基準とする宅地は、変形することによって出っ張っている部分と引っ込んでいる部分が生じてくるので、よい面と悪い面がアンバランスな状態であらわれてきます。中でも特に、三角形の土地が最も悪相だといえます。神経がいらだち心が落ち着かず、ノイローゼや病気をひき起こします。その結果、最悪の場合は犯罪者が出るなどして、家を保つことができず一家離散の状態を招くことにもなりかねないので、注意を要します。

 

敷地を立体的に見て、同一敷地内に段差があるような場合もあまりよくありません。家族や身内の考えがパラパラで一致しがたいものになり、生活習慣なども違ってくるために、互いの交流ができなくなるのです。また、互いに反発し合うようになるため、家族の繁栄をストップさせてしまいます。敷地内に大きな段差はつくらないようにし、もし段差がある場合は、道路に準じた高さで平らにするとよいでしょう。

 

悪い形の敷地をよい方向に変えるには?

ぼのような三角形の土地は、敷地を方形に区切ることで災いを逃れることができます。三角地の中に、垣根または塀などで境をつくって宅地を方形にし、残った部分を菜園や庭にするなど、緑を植えて自然の気を受けられるようにします。さらに、水路などの溝を設け、木戸をたてるとより改善されます。敷地の角が欠けている場合は、家づくりのほうで、敷地の欠けと同し方位の場所を張らせてつくります。もしもスペース的に無理があるなら、欠けた部分の反対側を張らせ、敷地のマイナスを家で補うことが大切です。その他、どんな形であっても同じような方法で、凶を吉に変えることができます。

 

また、悪い敷地の改善方法の一つとして、家相上の問題としてではなく、その家の主人の運勢方位から家の問題をみてみることも大切です。運勢方位については、毎年発行される『九星開運暦』などを参考にするとよいでしょう。

 

よい地相とは?

「東方には清らかな水の流れがあり、南方はやや低くて人陽の恵みを充分に受けられ、西方には道が開け、北方は山などで冷たい風を防ぐことができる」この四つの条件を兼ねそなえていれば、自然の恩恵を最大限に受られることになります。これは『四神相応の相』といってたいへん尊まれる地相です。

  • 東に流水あるを……青龍(せいりゅう)の相
  • 南に広野あるを……朱雀(すじやく)の相
  • 西に長道あるを……白虎(びやつこ)の相
  • 北に丘陵あるを……玄武(げんぶ)の相

そして、これらの条件が一つでもあれば、吉相の仲間となります。関東平野を例にみてみると、東には利根川があり、南は平地で大海に臨み、西には街道が伸び、北には山々がそびえています。このように四神相応の条件をそなえているので、現在のような発展がもたらされたといえるのではないでしょうか。

 

よい形の敷地とは?

よい敷地の条件とは「出っ張りと引っ込みの少ない適度な長方形であること」、「土地が全体的に平坦で、土そのものが栄養分をもち、ものを生育させる力があること」、「東と東南から南にかけての太陽の恩恵を障害なく受けられること」、「心地よい風がさわやかに吹き抜け、通風のよいこと」です。これらの条件をそなえていれば、よい敷地であるといえます

 

基本的に、敷地の形は方形がよく、また段差がないことが大切です。ただし、一辺の3分の1以内の出っ張りは、表鬼門と裏鬼門の方位以外ならよい相といえるでしょう。

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