日本の伝統家屋には「風水」が活かされてきたのか？

日本伝統家屋と「風水」！！

開運の目次

風水にかなっていない日本の伝統的家屋

風水にかなっていない日本の伝統的家屋

日本の家屋にとって、火事は大敵でした。だから火付けは、大罪だったのです。また昔は、多産多死で子供や大人も健康を害する人は多く、若くして死ぬ人は多かったものです。長く続いた家には、表向きは優雅に見えても、中に入るといろいろなドラマがあったものなのです。重要文化財として今に残っている実例を見てみますと、風水にかなった家もあるし、まったくかなっていない家も多くあります。便所やお風呂、あるいはかまどや井戸が鬼門や裏鬼門にある家も、多＜見受けられます。増築を繰り返したために、そうなった家もあります。そして、家の歴史を紐解けば、案の定、火事に遭ったり、家族が早死にしたりしているのです。

現代風水必携

日本の伝統的家屋に共通するかたち

町屋には大きく分けて、今井型と京都型があります。「今井型」は、農家から発祥した二列居室で、畳の部屋は六室が基本、平面形は正方形に近いものでした。つまり、寺社仏閣や、曼荼羅にも登場する正方形の九分割に、限りなく近い形をしていました。「京都型」は一列居室の細長い形、俗に言う「うなぎの寝床」の形をしており、畳の部屋は三室を基本としています。そして、軒高もそろえ町並みを構成していました。また地方や場所によって、この二系統のみが存在していました。つまり、日本の家は、よ＜似た形をしていたのです。また、共通して言えることは、家の中心を大切にして、家族の集まる部屋として使っていました。いまでは、マンションをはじめとして、家の中心は廊下や階段になってしまいました。

日本の伝統的家屋

人類の祖先は、洞窟を利用した横穴式住居から始まり、竪穴式住居へと移行していきました。その後、ご存知のように日本では、つい100年前までは、木造の平屋が大多数でした。おまけに、家の中の一部は土を固めたままの土間であり、床を張った場所の床下は、やはり土のままだったのです。つまり、現代のように土をコンクリートやアスファルトで遮断せずに、土とともに暮らし、大地のエネルギーを十分に取り込んでいたわけです。その後、二階建ての住宅が一般化されるようになっても、生活の中心はあくまで一階でした。一階を駐車場にしたり、倉庫にしたりすることもありませんでした。そして、一階に主要な部屋を配し、二階は倉庫や使用人の部屋など、おまけにしか過ぎなかったのです。

敷地内の環境と風水！！

家の内部の問取りばかりに気をとられ、ついつい外部を気にするのを忘れていませんか？　世間で風水というと間取りや色の話ばかりですが、敷地内にあるものも大切なのです。いくら狭いといっても、建物だけで、木が一本もないのは、家として不完全といえるでしょう。木や植栽からは、風を感じ季節を感じることができ、私たちの心を癒してくれます。だからといって、むやみやたらと植えては、問題となる場合も出てきます。そこで、次のような注意をすればいいでしょう。北には大樹があり、東には大きくならない木を植えるといいものです。また、風の通り道の鬼門や裏鬼門には、葉が密生する木は避け、落葉樹のほうが無難です。また、家の周囲に竹を植えると、「魔よけ」になるといわれています。古い山寺には、竹はつき物ですね。そして、南天も「難を転じてくれる」と言われています。

風水以外の脅威　【健康を害する家】

現代の家には、「シックハウス」というものも存在し、有害物質に溢れています。塗料、接着剤、ビニール製品などの工業製品から発散される有機化合物があります。建材やカーテン、シーツなどの布には防虫剤や防菌剤、防カビ剤などの薬品が使われており、それらがわれわれの健康を損なうのです。内装材は、近年やっと建築基準法で規制され始めてはいますが、日本の基準は先進国の中では最低レベルですから、信用できません。そのうえに、風水でみると「凶相の家」だったりすると最悪です。

古井戸の扱いは慎重に

水道が普及した現代となっては、井戸はほとんど使われないまま放置されています。しかし使われない井戸は大凶をもたらしますので、慎重な扱いが必要です。一番よい方法は、再び活用してあげることです。地下水を汲み、それを庭の植物の生育に役立てるなどすると、地下水を通じてその土地のエネルギーを吸収することができます。そこがよい地龍に恵まれていた場合などは大吉となります。

涸れてしまった井戸で、使う見込みのない場合は、埋めてしまいます。その場合には、埋め方に注意する必要があります。もっとも良いのは中に土砂を埋める方法です。次の方法に準じて行ってください。まず中をきれいにしてから、一番底に岩、次に砂利、その上に砂、最後に土、と順番にかぶせて埋めるのです。これは、その土地に対する礼儀です。これをいい加減にすると地龍の怒りをか　い、結果として家族に重病人や原因不明の病に苦しむ人が出ることになりかねません。

費用もかからず簡単なのは、蓋をする方法です。その際に中をきれいに洗って、通気囗をとりつけることです。そこから空気が入ることによって気も通り、井戸は生きているのと同じ状態に置かれます。古い井戸も土地の因縁のひとつと考え、慎重な対処が必要です。

井戸は鬼門にあると不幸になる！！

今は少なくなりましたが、戦後の高度成長期には家を建てると、庭に池をつくって鯉を飼う人がたくさんいました。陏かに水面を見たり、水音を聞いたりするのは、いいものですね。しかし、場所が問題です。古い家を買って、井戸がある場合も同じことです。あっても良い場所は、「東南」のみです。ここなら、なにも問題はなく大吉です。龍という運気は「水を飲みに北西から入ってくる」といわれていますから、「北西」も吉となります。また、四神相応の図では、「北に大きな山、東に川、南に平地、西に大きな道」、が理想とされていますので、「東」も吉となります。鬼門や裏鬼門にある場合は、つぶしたほうがいいと思います。水を嫌いますから、「南」でもダメです。井戸をつぶす場合は、必ず息抜きが出来るように、井戸の底から地表まで続くパイプをつけましよう。

井戸が北東や南西の鬼門方位にあると、原因不明の病気になるのです。しかし、家の中心から東、東南、北西方位は吉相となります。古来から、井戸には「水神」が宿るとされ、自分たちの生命を支えてくれる井戸を大切に扱ってきたのです。その井戸を凶方位に移したり、使わなくなったからといって、古井戸をゴミ捨て場にしたり、勝手に埋めもどしたりすると、必ず災いがふりかかってくるのです。井戸とは恐ろしいものです。

それでは、家相上、井戸はどの方位にあれば良いのでしょうか。家の中心からみて、東方位、東南方位、北西方位にあれば吉相となるのです。吉相方位にあった場合、井戸のパワーはプラスに働き、家族の運気も大幅に向上するのです。しかし、それ以外の方位ではいけません。たとえば、北東や南西の鬼門方位にあったり、北の子方位にかかっていたりすると最悪なのです。仮に凶方位にある井戸を使っていると、家族の中に原因のよくわからない病人が出てきます。これは、病院に行っても快方に向かわない恐ろしい症状です。主に、高血圧、動脈硬化、胃や腸にがんができたり、脊髄の病に侵されたりするのです。ひどくなると、精神まで侵されることにもなりかねないので注意しましょう。

実は私の周りでも、最近でもこんな例がありました。武家屋敷そのままの風情をもった旧家を買った会社役員のGさんは、近代的な住宅につくりかえるのを嫌い、多少、手を加えて、そのまま移り住むことにしました。庭には昔風の大きな捐り抜き井戸があったですが、それはそのまま残しておくことにしたそうです。ところが、その家に住みはじめて半年もしたころ、高校生の長男に変化が起きてきたのです。それまでおだやかで、物静かな性格だったのが、あるときは妙にはしやぎまわり、そうかと思うと、急に眉間にしわを寄せて、一人でブッブツいい出すようになったのだのです。これはもう異常です。息子の急変にあわてたGさんは、家相を気にして当事務所に相談にきたので、調べてみると、案の定、鬼門の北東に古井戸があったのです。

私はすぐさま古井戸を埋めるように強くアドバイスしした。古井戸を埋める前には、必ず、神主か僧侶を招いてお祓いをすることも伝えました。お祓いをせずに埋めもどしたりしたら大変なことになるからです。そうしてから、井戸の底に残っている泥土をすべてすくい上げることも伝え、井戸枠も撤去したほうがいいと説明しました。次に底のほうから砂で１メートルほど埋め、穴の中央にガス抜き用の塩ビ管を立てました。その管は地上に届く高さが必要であります。そして、井戸の深さの下から四分の一まで砂利で埋め、さらに残りの四分の一を玉砂利で埋め、次の四分の一を砂で埋め、取後の四分の一を新しい土で埋めるように指示をしました。手間がかかるが、これが井戸の正しい埋めもどし方なのです。

井戸を埋めた後は、ツツジやサツキを植えて、上を歩かないようにすることが重要です。少なくても一年間は、建物も建ててはいけないことも頭に入れておきましょう。住まいを建て直し、吉相の井戸が凶方位に入った場合でも、必ず埋めもどすことが重要です。

おススメ風水グッズ「太極の指輪」

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