家を建てる際にもっとも悩むのが収納ではないでしょうか。そして、完成したあと、真っ先に後悔するのも収納の少なさといわれます。収納物の種類は、普段使うもの、季節によって使い分けるもの、ほとんど使わないものや、長く保管しておきたいものに分けられます。収納を上手に工夫してスペースをつくることが非常に重要です。
風水的には、収納スペースはどこにあっても問題はありません。生活上不便と感じるような使いにくい場所にあると凶になりますから、よく考えて設置してください。収納スペースは、床面積に対して約10%前後は必要といわれますが、それではまだ少なすぎます。十分といえる収納スペースは床面積の15%以上、30坪の家の場合なら、約14坪(7~8畳)を目安にしてください。
主に洋服を収納するクローゼットは、家の中で最も大きな収納庫かもしれません。風水では「収納庫=財産庫」と位置付けます。すなわち、クローゼット内のハンカチ一枚でさえ、財産と考えるのです。
クローゼットのような大きな収納は財産が詰まっている、金運にとって重要な場所です。にもかかわらず、内部がゴチャゴチャしていると、金運自体も乱れがちになります。それなりにお金は入ってきても、出て行くお金はそれ以上に多いというような状況に陥りがちです。クローゼットで理想的なのは、言うまでもなく整理整頓が行き届いている状態です。いくら片づいていても、中身がギュウギュウに詰まっていると、新たな金運を招いてくれなくなるので綺麗にしましょう。満杯の78割程度を上限に、ゆとりを持たせて収納してください。
和室の押し入れや寝室のクローゼット、玄関の下駄箱にキッチンの床下収納・・・家の中には、いたるところに収納スペースがあります。下駄箱や床下収納のように、使う場所が限定されているものは別として、風水では収納スペースは。運をためる場所ともいわれ、できるだけ1ヵ所にまとめるのが理想とされています。できれば納戸やウォーキングクローゼットのような大きな収納が、宅卦の凶方位にあると、吉相となります。
しかし、せっかく大きな収納スペースがあっても、そこにギッシリと物がつまっているようではいけません。気の流れる余裕がなくなってしまいます。大きな収納があると、ついつい物をためてしまいがちですが、必要のない物をいつまでもしまい込んでいると、。運をためるどころか、運気を逃してしまいます。何年も使っていないような物は、思いさって捨ててしまいましょう。風水の基本である整理整頓を忘れずに、普段見えないところにこそ、気を配ることがたいせつです。
納戸は火の元になりやすいキッチンの上階や、近くにはつくらないようにしましょう。火災が起きたときに焼失しやすいからです。隣家のキッチンからも離したほうが安全です。昔は、母屋とはなして蔵をつくりましたが、それは火災や盗難から大切な財産を守るためでもあったのです。ちなみに、寝室にダンスを置くのは凶です。万一就寝中に地震が起きたら、転倒して下敷きになる危険性があります。転倒防止用金具をダンスに固定するのをお忘れなく。それでもなるべくならダンスは納戸に置くのがよい備えといえます。
寝室と納戸を便宜上間仕切りなく隣接させるケースがありますが、納戸内で衣類防虫剤を使用している場合、就寝中に吸引して化学物質過敏症などを発症する恐れがあります。扉をつけるか、廊下に設置するほうが望ましいでしょう。また、納戸をつくる際は、通気をよくしてください。窓が少なかったり、小さかったりする柏尸が多いのですが、衣類や大切なものを湿気やカビから守るためにも、換気孔だけでもつけるようにしてください。窓のない場合、ときどきは扇風機で送風して、湿気やホコリを排出させましょう。
「鬼門に不浄のものを置くと災いが起きる」と家相ではいわれています。そのためか、物置も不浄のものと考えられ、北東に設置すると災いを招くとされていました。これは迷信に過ぎません。北東(表鬼門)に置いても心配はありませんが、湿気のあるものや汚れものなどを置くと、カビやダニを発生させ建物の傷みを早めますから凶といえます。
また、物置は勝手口の近くに設置したくなりますが、物置を置くことで死角になりやすく、泥棒の侵入口として狙われやすくなるので注意してください。物置の設置場所は、便利さだけでなく湿気や防犯性・安全性に考慮して、吉を呼ぶ物置にしてください。
【凶】吉方位にある大きな収納
クローゼットなど、大きな収納スペースは、吉方位にあると凶作用をおよぼすため、避けましよう。収納は、凶方位に置くのがベストの配置といえます。
【凶】大きすぎる床下収納に注意
床下収納は、収納カアップの強い味方ですが、大きすぎると大地の気を乱すことになります。大きなものでも1辺が90cmくらいまでにとどめましよう。
【凶】屋根裏収納ははしごの位置に注意
屋根裏収納は容量もたっぷりあり、家をスッキリ片づけるには便利な収納スペースですが、ソファの前にはしこがあったり、部屋の小太極にある場合は凶相となります。
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家を設計するときは、納戸や押し入れなどの方位にも注意を払う必要があります。もっとも理想的なのは、西北に収納スペースがある住まいです。昔から「倉は西北に建てろ」といわれていましたが、四北には「収蔵」や「蓄財」の運気が秘められているからで、西北に納戸や押し入れなどがあると、蓄財運が上昇していきます。タンスも納戸や押し入れと同じような働きをするものですから、西北にたんすを置くと、蓄財運がにに昇します。
ただし、西北は権威や威厳を象徴する方位でもあります。不要なものを乱雑に押し込んでいる納戸や押し入れ、たんすでは、古意の恩恵は受けられないので注意しましょう。西北の押し入れやたんすにはできるだけ卜等なものを収納し、納戸も整理整頓を心がけることが大切です。また、たんすもできるだけ重厚で高級なものを置くとよいでしょう。
間取りをプランニングするときは、家具や家電製品の置き方にも配慮しましょう。テレビやオーディオ、電子レンジ、パソコンなどの家電製品は、北(子)と南(午)を結ぶ子午線上には置かないように注意が必要です。こうした家電製品は磁気を発していますが、午線上に置くと、子午線上を走っている磁気に乱れが生じ、住まいに流れている運気を乱してしまいます。また、ソファや椅子は、東や東南、南向きに置くようにしましょう。体や顔がつねに陽の方位を向くことになり、運気が高まります。とくに一家の主人は、いつも陽の方位を向いて座るようにしたいものです。そのほか、電話は。よい知らせやチャンスが舞い込む東南に置くとよいでしょう。
●北と西がポイント!!
現金や通帳、有価証券、権利書、金庫、宝石といった財産をどこに収納するかは、大きな悩みどころです。方位で言うなら、北と西が金運アップに大きく関係しているのです。
北に当たる場所には、通帳や有価証券なのどの普段あまり使うことのない財産関連のものを置くと、貯蓄運・財産運・金運がアップします。さらに、西に当たる場所には、財布などの普段よく使う財産関連のものを置くと、お金の回りがよくなっていく運気がもたらされます。
大切なものだと、目線より高いところに置いたほうがよさそうなものですが、財産は風水的には基本的に隠しておくものです。そのため、目線より低い位置にある暗い静かな空間に置くのが有効的です。
目線より低い暗い場所といっても、ベッドの下や床下収納はNGです。なぜならば、毎日財産を踏みつけることになるため、金運が伸び悩んでしまうのです。そのため、上に人が乗る恐れのない、チェストの下段などに収納すべきなのです。まれに、冷蔵庫内に現金を隠す人もいますが、基本的に冷蔵庫には食材以外のものを入れるべきではないので、あまりおすすめはできません。
古い服からは不要の気が発生すると言われています。風水では整理整頓を重視しますが、いわゆる「断捨離」とは異なり、持ち物を減らすことを推奨しているわけではありません。
とはいえ、結果的に持ち物が多すぎると運気が滞りやすくなるのは事実なので、ものは定期的に捨てるべきでしょう。不要品から発せられる”不要の気”は運気を大きく低下させるため、いるものといらないものの選別をすることが大切です。
衣類に関しては、礼服や思い出の品を除き、3年以上着ていないものは処分しましょう。着なくても取っておきたいものは、ホコリやカビの付着などに要注意。たまに陰干しなどをして、風に当てるようにしてください。また、直接肌に触れる下着は、運気を大きく左右するアイテム。下着がボロボロだと運気が大幅にダウンしがちです。高級品を身に着ける必要はないので、くたびれてきたらまめに新調することを心がけましょう。
クローゼットは湿気がこもり、カビが発生しやすい場所でもあります。そのため、除湿剤を置くなどのケアも必要です。除湿剤を置いたものの、そのまま放置して交換時期を見逃す例は少なくありません。忘れずチェックしましょう。また、炭を置くのも効果的です。
服の種類を分類することも大切です。アイテムごとに分けるのはもちろんですが、着る頻度も考慮して配置を考えましょう。高級だったりお気に入りだったりするバッグ、帽子は、頭より高い位置に収納してください。下に置くと、金運がダウンします。
ほしい物がどこにあるかわかり、迷いなく使えるクローゼットが仕事運や金運を強化するカギです。ごちゃごちゃして何が入っているかわからない状態では、判断力がにぶり仕事上での信頼をなくしたり、自分の持ち物を把握できずに同じような服を買って散財したりするようになるからです。
衣類は、コートやトップス、ボトムス、シャツ類などジャンルごとに並べ、帽子やヘアアクセサリーは衣類の上部、バッグ類は衣類の下に入れると収まりが良くなります。年齢や流行の変化で、着なくなった服が幅をきかせているようなら処分して、新しい気を呼び込むスペースを作りましよう。
衣類やアクセサリー、小物など身のまわりの物を収納するクローゼットは、さまざまな運気が集まるスペース。整頓して使いやすいスペースにしておくことで、良い運気を呼び込むことができます。呼び込むだけではなく、物をためておく目的を持つクローゼットは、ためて増やすパワーがあるので、金運アップのためには、ぜひ味方につけたい場所。
特にお金は、暗い場所を好み、育つ性質があるので、クローゼットの奥のほうを通帳や株券などの定位置にすると良いでしょう。宝くじ、高価なアクセサリーを同様に保管しても良いでしょう。逆に通帳や財布を明るいところに置くとお金が出ていきやすくなるので注意が必要です。
びっしりと衣類などが収納されたクローゼット、良い気が苦手とする湿気が充満していませんか? もともとクローゼットは服や小物の出し入れをするとき以外は扉が閉まっているので、通気性が良い場所ではありません。しかも閉めきったままにしておくと、湿気がこもって、悪い気を発するようになり、金運ダウンにつながります。
週に1回は扉を開け放って、クローゼットの中にしっかりと風を通すようにしてください。また中に防虫剤や湿気取りを置いて、乾燥した状態を保つことが必要です。部屋を掃除するついでに、クローゼットの中のホコリを取るようにするのもオススメです。
クリーニングから戻ってきた衣類は、すぐにビニールを外して定位置に収納しましよう。そのまま保管すると湿気がたまりカビや黄ばみの原因になるだけでなく、金運が滞る原因になります。
また来客用にとしまってある布団が、圧縮袋に入ったまま何年も使わずじまいになっているのも、風水的にはよくない事です。空気が通りにくく湿気がこもる圧縮袋の内部は、ダニの温床になることもあるので、定期的に圧縮袋から出し干してお手入れをする必要があります。そもそもしまいっ放しになるようなら、気の流れを促すためにも、ふだん使いにして活用したほうがベターです。
人は、身につける服や持ち物から良い気も悪い気も吸収します。質の良い服も悪い服も、着る人をふさわしい人物にする傾向があるわけです。こうなりたいというイメージがあるなら、それに合わせた服を着ることで理想に近づくことができます。
衣類の中でも、肌に直接触れる下着類は、着る人に与える気がとても強いだけでなく、収納場所の気を強く受けるといわれています。そのため、陰の気が強いタンスの下のほうに下着を収納すると、陰に傾きやすくなり運気を下げてしまいます。下着類は、紙やダンボール素材でできた収納ケースに入れて、ダンスの上のほうに置くとよいでしょう。
下着は着る人の運気を大きく左右し、古い下着を身につけていると、良い出会いを逃がしてしまうこともあります。勿論、下着は外から見える物ではないので、気に入っている物は古くても手放しにくいもの。でもそれは運気ダウンに直結します。
下着の替え時は色落ちやゴムの緩みを感じたときです。一般的には女性のランジェリーは1年がめどともいわれています。新しい下着を身につけると周囲に与える印象がアップして、運気が好転することが少なくありません。良い相手を見つけたいのに、なかなかチャンスに恵まれないという方は、一度、下着の総入れ替えをしてみてはいかがでしょうか。
クローゼットは衣類、小物類などを収納するためのスペースですから、良い気だけが集まるように心がけたいものです。クローゼットに靴を収納している場合は、すぐに移動してください。その際もキレイに靴底の土や汚れを落としてから、靴用の箱に入れて靴箱やベランダの収納棚に置くのがベストです。
靴は、いろんな人が歩き地面に残した陰の気を吸収しています。そのためクローゼットに靴を入れておくと、陰の気を放って充満させてしまいます。すると、良い気も悪い気も選ばず吸収してしまう衣類に、陰の気が染みついてしまうことになり、着る人の運気を大きくダウンさせることになるのです。
一度着た服は、汚れや汗がついているのですぐ洗濯をするのがベストです。しかし、すぐには洗えない、もう1回着たいという場合は、「着た服ボックス」を作って収納し、洗えるときに洗いましよう。汚れは悪い気を発するのでほかのキレイな衣類と分けて置くのがよいでしょう。
6月と10月の衣替えのときに季節の衣類の入れ替えをしましよう。夏なのにダウンのコートがかかっていたり、冬なのに夏のシャツなどが混じったりしていると気が乱れて物事がうまく運ばなくなります。収納場所がない場合は左右に分けるだけでも効果があります。
開運には間取りだけでなく、収納スペースの取り方や使い方も大切です。物をしまうのによい方位は、昔から「乾の蔵」といわれているように西北が吉相です。また、西に倉庫や物置があると金運がアップします。
また、収納は厄のつきやすい場所です。余裕あるしまい方がポイントになります。戸棚やクローゼットなどの収納場所は、外側からは見えませんが、風水的にはとても重要な意味を持っています。物をぎゅうぎゅうに押し込まず、余裕を持たせることが大切です。空間があることで悪い気が逃げ、空いたスペースに良い気が入ってきます。また、収納の中は湿気がこもりやすいので、時々、扉を開けて風を通しましょう。基本的に、アイテムごとにまとめて収納するのがベストですが、洋服や家電は季節ごとに分別して。必要なときにパッと取り出せる状態にしておきます。何年間も使っていない物は、それだけで強い陰の気を発生するので、不用品は思い切って処分しましよう。
さらには収納は、どこにでもあればよいというわけではありません。収納があるために窓がなく、通気や口・・・?当たりが悪くなって、運気が下がるということもあるからです。また、何をしまうのがよいか、方位によっても違いがあります。特徴を把握して上手に収納を。方位は、押入れやダンスなどは各部屋の、納戸やウォークインクローゼット、物置や倉庫は家の中心から見て調べます。
★風通しをさまたげない
押入れ、ダンス、クローゼットが風通しをさまたげないところにつくられているのが吉相。また、北東や南西など、閉塞しているのがよい場所にあるのも吉相です。
★押入れにカビが発生していない
湿気がたまりやすい押入れはカビの温床。方位がよくてもカビが発生すると凶相になってしまいます。
★物置や倉庫は母屋から離れている
通気をさまたげないように、母屋から3m以上離れているのが理想です。
★物置や倉庫は大きすぎないこと
物置や倉庫の大きさは、母屋の3分の1以下であることが理想的です。大きすぎると部下や従業員が主人よりも大きな顔をするようになります。
★整理整頓されている
不要品でいっぱいだったり、整理されていなくて、何がどこにあるのかわからないような収納スペースは運気を下げます。
北 |
きれいに片付いてホコリがなければ、よい方位。日が当たらないので食品庫や書庫に向いています。 |
南西 |
裏鬼門に当たり、主婦や女性に関係の深い方位です。食器や衣類を置くのに適しています。この方位の収納が整理整頓されていると、家庭が落ち輦きます。 |
東 |
本来なら窓が欲しい方位に収納があるので、部屋の中が湿っぽくなりがちです。押入れやクローゼットの中も湿気がたまりやすいので、お天気のよい日の午前中に戸を開けておいて換気をしましょう。収納場所にはもったいない方位です。 |
東南 |
収納があるために、朝日の当たる方位がふさがっていることになります。運気が下がらないように、いつも収納の中をきれいにしましょう。東南の収納は家電類をしまうのに二適しています。ただし、収納にはもったいない方位です。 |
西北 |
一家の主を象徴する方位。主人のものや高級品、ブランド品、お金をしまうのに適しています。神仏や先祖に関係するものも吉。とくに倉庫や物置を置くのに向いています。 |
西 |
この方位に収納があれば、部屋に西日が差し込みません。また収納の扉が柬向きになって、湿気がたまりにくいでしょう。食器や財布、お金を置くのに適しています。 |
北東 |
鬼門に当たる方位なので、収納内はいつもきれいにしておくことが重要です。汚れていると健康面に悪影響を及ぼします。ケガも心配です。 |
南 |
窓があるべき方位なので、ここが収納でふさがっているのは凶。日当たり、風通しが悪いので、健康面だけでなく精神的にもよくありません。 |
【クローゼット】のポイント
服やバッグ、アクセサリーなど、詰め込めるだけ詰め込んだクローゼットは、気の流れが悪く凶相です。高価なものも使わなければ、自分にとって価値はないものと思いましょう。処分が心苦しい場合は。欲しい人にあげたり、ネットオークションやリサイクルショップなどを利用するのもよい方法です。不要なものを処分するのは、これまでの不運を捨てて新しい運気をつかむことにも通じます。何がどこにあるのかひと目でわかり、しまってある服やアクセサリーの出入りが多いクローゼットにはよい気がめぐり、運気もアップします。
服や靴などは3年使わなければ、もう使うことはないでしょう。いさぎよく処分を。でも、深い思い入れがあり、どうしても処分する気になれなければ、すぐにすることはありません。
ふだん着でいる服とあまり着ない礼服やシーズンオフの服などが無秩序に並んでいると、出すのも戻すのも時間がかかります。よく着る服は出しやすいところにまとめておくと、支度に時間かかからないし整理もうク。
使ったらすぐに戻すのが整理の鉄則。それができない場合は、時間で区切って整理する習慣を。1日の終わりに服をクローゼットに戻す、週末に出しっぱなしの服を片付ける。1ヵ月単位で季節の服を出し入れする、1年単位で着ない服を処分するなど。
いくらきちんと整理整頓してもパンパンに物が詰まっていると、戻すのがおっくうになります。出し入れしやすいことがクローゼットの掟。使わないものは処分し、使用頻度の低いものは別のところにしまいましょう。
【押し入れ】のポイント
押入れに死蔵品をためないことが重要です。そもそも押入れはふとんを収納する場所。奥行が深く大きいため、とりあえず何でも押し込んでしまいがちです。すると出して使うのもおっくうになって、何が入っているのかも忘れてしまうことに。死蔵品の詰まった押入れはよい気がめぐりません。
まず、押入れに入っているものを全部出して、古いものや使わないものを処分します。基準を決めておくと、捨てるかどうか迷ったときに作業がはかどります。そして、出しやすさと使いやすさを考えて、日常で使えるように収納をしましょう。押入れは大きいだけに収容能力はバツグン。うまく活用して、すっきり片付いた部屋に幸運を招きま
入るからといって何でも詰め込まないこと。使わないものが奥へ奥へと押しやられ、忘れ去られて死蔵品に。その結果、押入れの使い勝手がさらに悪くなり、収納スペースとして機能しなくなります。
出し入れしやすい物の量は、スペースの8割程度です。ひと目で何かどこにあるかわかるし、通気もよいのでカビの発生も抑えられます。
処分する基準を決めておくと捨てるべきか迷ったときに整理がはかどります。たとえば、3年間使わなかったもの、存在を忘れていたもの、同じようなものがほかにあるなど。
奥行のある押入れは湿気がこもりやすい場所。カビの発生は大凶です。健康にも悪影響を及ぼします。ふとんの下にすのこを敷いたり除湿剤を入れたりして湿気対策を。晴れて空気が乾燥した日の午前中に、大きく戸を開けておくのも効果的です。
部屋をつくるときは、まず中心の部屋をつくり、それからまわりの部屋をつくっていくのが普通です。そして、この中心となる部屋を背にして押し入れをつくるのは、あまりよくありません。なぜなら、押し入れは基本的にいつも閉め切っておくところであり、どうしても空気の循環が悪くなり、家相的には健康を害することにつながります。
避けたい方位は「南」で、ここに押し入れをつくると、家全体の雰囲気が陰湿になり、家族の心の交流が希薄になってきます。さらに、家庭が寒々としムードに包まれるため、住む人の精神面にも影響してくるのです。最近では物入れとしてのクローゼットだけでなく、部屋一つをつかったウォークインクローゼットを設ける家も多くなってきました。クローゼットもウォークインクロフゼットも、ひんぱんに開閉するので空気の循環もよく、心身に悪い影響を及ぼすこともありません。家の中心に押し入れがある場合は、ウォークインクローゼットなどに改良した方がよいでしょう。避けたい方位は押し入れと同じ「南」です。
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